アスファルトの上

壊れた心から見る世界をポエム風で綴ります。

君が君を傷つけるならば

君を嘲笑うなら

僕は君の正しさを伝えよう


君を陥れさせたなら

君の心がいかに美しいか伝えよう


誰にも必要とされないと

君が泣くのなら

僕は君が必要だと言ってあげる


君は僕を必要と思っていないのかもしれない


僕は君で

君は僕だよ


混乱するだろう


君は僕で

僕は君だ


世界から必要されないと君が泣きはじめてから

長いことお話していないね

僕は君の中にいる、もう1人の自分だよ


君が僕を必要とするのならいつだって

僕は駆けつけよう


君にとって僕は

スパーマンでも

ヒーローでもないんだ


ただ君の中にいる

肯定的な一部分だよ



駄菓子屋

手に100円を握りしめ

家から数十歩もしない

駄菓子屋でお菓子を買った


世界のことなんて何も分からなくてて

陳列された駄菓子を見つめ

100円で何を買うか

それが世界だった


大人になる過程で

頭の中が崩れ落ちていった


崩れ落ちていくことが怖くて、怖くて



手にハンカチを握りしめ 

車に乗って駆け込んだのはメンタルクリニック

真っ白な壁、待合室、オルゴールミュージック

5分のお話と数千円で薬を買った


あれから何年経つかな


明日、100円で何を買うか

ワクワクした気持ちで

布団へ潜り込む


明日、数千円で買ったお薬を飲んで

晴れない心で

生きるのかと思いながら眠りにつく